先日、コーチとして活動をはじめてから一つの目標としてきた、コーチングの国際標準機関である国際コーチ連盟ICFのアソシエイト認定コーチ資格を取得しました。
もう一年半以上前から申請準備は進めていたのですが、クライアント対応やその他の仕事との兼ね合いで、申請作業を完了させることができずに、、、ずっと「未完了」のまま放置。笑
昨年12月にやっと重い腰を上げて、一連の申請手続きを完了することができました。
私の場合、申請に当たっての条件は、
①ICFの認定を受けたコーチングの学びを60時間修了。
②資格を持つメンターコーチとのセッション最低10時間以上。
③提出物として、上記の証明とレビュー用のセッション音声。
音声は、クライアントの許可を得て、セッション(60分以内)を録音。
その対話をまず文字起こしして、英語に翻訳。
もちろん
④何名に通算何時間セッションを提供しているのかコーチング実績も報告。
このように。。。
意外と
面倒くさいやること盛りだくさんなんです。これが。笑
「未完了」は心のメモリを消費して気持ちや行動を重くします。
私も無事取得できて嬉しいというよりも、とにかく一つのことを完了させられて、ホッとしました。
今回この資格を取得するにあたっての想いと目的を今日は綴ってみますね。
コーチングの透明性と信頼性を1mmでも高めたかったから
私はコーチングが日本でももっと身近なものになるといいなと思っています。
教育や企業の人材育成、そして個人の活躍の場にもさらに広がっていけば、
主体的に生きられる人が増えていくでしょうし、
それによってそれぞれの幸福度や健康度、人生のクオリティも
グンとアップしていくと信じているから。
ただ、まだ認知が高まっていないせいもあり、
コーチングってなんだか怪しいという印象があったり、
その中身について、
まだ本質が理解されていないと思う時もあります。
現在、コーチングに国家資格はありません。
コーチとして活動したければ、「コーチです」と名乗るだけで活動できます。
でも、、、その参入障壁の手軽さもあって、残念ながらコーチの質が玉石混合なのも事実。
ビジネスコーチングであれば、目標達成の指標を数字で共有できる場合も多く、客観的に効果測定しやすい。
例えば、前年比予算○%達成、だとか、離職率が○%下がった!など。
でも、私が提供するライフコーチングは、目標設定とその評価に関しても、
何がどう達成されたのか。成長をどう定義するのか。
柔軟に捉える一方で、あくまでクライアントの主観に委ねられる部分もあり、
その効果を客観的な指標で示すのが難しい場合もあります。
人間そのもの、人の成長を支援するスキルだけに、
数値だけでは評価できない部分もある。
そういった客観的な立場から見た「分かりにくさ」が、
コーチングが一般に受け入れられる上で一つの障壁になっているようにも感じています。
もちろん、
資格保持者=いいコーチだとは限りません。
対人支援なので、相性もあります。
それでも、国際標準機関が明文化する一定の能力基準や倫理規定をクリアしていることで、
少なくとも一定のクオリティは担保されるし、興味ある方がより安心してコーチングを受けられるのでは?
と考えたのがまず一つ目の理由でした。
人の挑戦を応援するために自分も挑戦し続けていたいから
私がコーチとして魅力的だと感じるのは、、、
ずばり、
「自分の可能性を広げ続けて、自分らしくしあわせな生き方を体現している人」です。
コーチングとは
コーチとクライアントとのパートナーシップ。
コーチ自身が自分自身をアップデートして挑戦していないと、、、クライアントの対等なパートナーとして走り続けることができません。
コーチ自身が、自分自身の可能性と視野を広げて、主体的で創造的な人生を生きていないのに、人のそれを応援するってなんだか不自然だし、説得力もないと思いませんか?
私のところに来てくださる方は、自己実現だけじゃなく、自分の関わる大切な人たちや社会全体もしあわせにしたいとの想いを持つ魅力的で尊敬できる方ばかり。
そんな彼女たちと共に成長を喜びあえるパートナーでありたい。
そのためにも。
彼女たちのビジョン達成にさらに貢献できる自分であるために、自分のスキルや在り方をブラッシュアップし続けることも必須だと思っています。
今回のささやかな挑戦も、そんな願いを叶えるための一つの通過点。
この夏からはまた新たにコーチングの学びの場に身を置き、上級資格取得に向けて知識をブラッシュアップする予定です。
本気で在り方とスキルを習得しようと思った瞬間、自分の伸び代ばかり目につきます。
目指すものがずっと先にあるだけに、苦しくなる時もある。
でも、クライアントがご自分の枠を超えて挑戦し、可能性を広げていく姿は本当に感動的で美しくて。
この仕事はやっぱりやめられない。って思うんです。
そして私も彼女たちを一層力強く後押しできるように、自分を成長させていきたいと思うんですね。
最後に
いかがでしたか?
私にとっての今回の挑戦の意味を暑苦しく語らせていただきました。笑
人の心や人って、単純なところもありつつ、とても複雑でデリケートなものでもあります。
そんなに軽々しく扱ってはいけないんじゃないかと私は思っています。
まだまだコーチとして発展途上で、自分の未熟さに凹むことも多いです。
でも素晴らしいクライアントのみなさんとコーチ仲間、支えてくれる家族のおかげで、生涯学びと実践を積み重ねコーチとして成長していこうと決意しています。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。