働くママを縛る呪い。
のっけからなんだかおどろおどろしい言葉を使ってしまいましたが、私自身が感じるのは、日本にはママが働くということに対してまだまだハードルが高い空気が漂っているんだよな~ということ。
そして働くことを心から楽しめていないママも多いんじゃないかな~ということ。
さて、今日は、働くママに重~くのしかかる呪いと、その呪いをどんな風に解いていったらいいの?ということを書いてみようかと思います。
働くママが一番悩んでしまうこととは?
日本で働くママが一番つらいと思うことって何だろう?
と考えた時に一番に思い浮かぶのは、子どもに接する時間が短くなってしまうこと。
子どもにちゃんと関わってあげられてない気がするとか。
自分の仕事ばかり優先して子どもにさみしい思いをさせていないだろうかとか。
私はいいお母さんじゃないんじゃないかとか。
かつての私自身も含めて罪悪感を感じながら働いているママをたくさんたくさん見てきました。
「ちゃんと」とか「いいお母さん」って何だろう?
上に出てきたような思いが自分の中に生まれてきた時、まず考えてほしいのは、「ちゃんと」とか「いいお母さん」とか、曖昧に使っている言葉を自分の中で再定義するということ。
例えば、「ちゃんと」であれば、
・子どもの話をじっくり聞いてあげること?
・子どもと一緒に遊んであげること?
・子どもの勉強をしっかりみてフォローしてあげること?
・子どもが困っている時にいつでも手を差し伸べられること?
100人いれば100通り答えがあるように、この定義に正解はないのです。
自分自身にとって何が一番ひっかかっているのか、何をクリアしていたら「ちゃんと」って言えるのか、誰かの基準ではなく自分の基準をまず洗い出してみると、すごーくスッキリしますよ。
その基準、心から大切にしたいと思っていますか?
自分の頭に浮かんできた曖昧な言葉の定義を考えるのと一緒にもう一つ考えてほしいのは、
その基準はどこからきているの?ということ。
じっくり見つめなおしてみると、自分が「こうしたい」というより「こうすべきだ」と考えているから生まれる基準ってよくあるんですよね。
そして、その「こうすべき」ってのは、かつて自分を育ててくれた大切なお母さんやお父さんのポリシーだったりとか、自分に大きな影響を与えた誰かの言葉から自分の中に植え付けられていることもよくあります。
自分が本当に大切にしたい基準ならもちろんOKなのですが、その基準、今の自分自身にとって心から大切なものなのでしょうか?
「こうしたい」より「こうすべき」だと思っている自分に気づいたら
「こうすべき」だという思い込み。これこそが、働くママの心に重くのしかかっている呪いの正体でもあります。
「呪い」=「思い込み」
そう、あなたを縛っているのは、ただの思い込みかもしれません。
もし、自分の思い込みが自分を苦しくさせているなと気が付いたら、そして今の自分にとってはさほど大切じゃないと思えたら、
その思い込みは手放してもいいんです。
たとえ何十年と抱えていた思い込みだったとしても。
今までずーっと信じこんできたものだとしても。
しつこいようですが、大事なことなので、もう一度言います。
その「呪い」=「思い込み」、今のあなたに必要ないと思うなら、さっさとさよならしてもいいんですよ。
終わりに
日本は同調圧力が依然強い国です。
「みんな」もやっているから、「世間の常識」はこうだから。
私自身大人になって何十年も経つにも関わらず、他の誰かから聞いた言葉を鵜呑みにして、その呪いに縛られて苦しくなっていました。
だからこそ、今私はライフコーチとして、同じ働くママとして、その「呪い」からママたちを解放したいし、ママたちが本当に自分が望むスタイルで自分らしく働いたり生きていくことを応援したいと心から思います。
ママがまず自由に自分らしく生きていくことで、子どもたちにもそんな生き方があると伝えたいから。
たとえ強くて重~い呪いがあっても大丈夫。しっかり自分と向き合うことを恐れさえしなければ、そこから自由になることは誰にでもできますよ。
それではまた!